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2019年2月1日

どうぶつの遺伝病について

 犬や猫には、多くの遺伝病があります。これまでの長い歴史の中で、たくさんの犬猫たちがこの遺伝病で涙を流してきました。しかし、遺伝病の研究が進みつつある現代においては、適切なブリーディング等によって避けられる病気がいくつもあります。アニコムグループでは、同じ涙を流さないよう、これまでも各種研究を進めてまいりましたが、今後、遺伝病撲滅に向けた取組みをより一層推進していくことをここに宣言します。
 遺伝病の発生リスクの低減、発症・重症化予防、未知の遺伝病の発見に向け、グループ子会社・研究所の力を結集し、関係各所とも連携しながら親犬・仔犬に対する遺伝子検査やブリーディングサポートを提供するなどの活動を行ってまいります。

▶ 遺伝子検査の詳細は、こちら

(2019年2月6日追記)

この度、さくらちゃん、大福ちゃん、もみじちゃんという3頭の柴犬が「GM1ガングリオシドーシス」という遺伝病を発症しました。この病気は、遺伝子検査でクリアと判定された親犬同士での交配により、発生を防ぐことのできる病気として知られています。私たちは、かねてよりアニコムグループ内の研究所にて、こうした遺伝病の検査を受託する事業を行ってきました。本遺伝病の重さを知りながら、未然に防ぐことができなかったことを、グループ全体で重く受け止めております。

私たちは、グループをあげて、このような涙を二度と発生させないよう、遺伝病撲滅に向けた以下の取組みを関係各所と連携しながら行ってまいります。

  • 親犬の遺伝子検査
  • 遺伝子検査証明書、親犬用の検査済み鑑札(下記イメージ)の配布
  • ブリーディングの場面における適正な交配のアドバイスや、科学的・医療的な支援・コンサルティング
鑑札イメージ

(親犬用の検査済み鑑札イメージ)