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動物福祉
アニコムグループでは、どうぶつのよりよい環境を構築するため、動物福祉の向上に向けて取り組みを行っています。
■動物の尊厳の尊重
アニコムグループは、動物に関わる企業として「動物の尊厳」をCSR活動の方針の軸としており、「動物の尊厳に関する宣言」を社内で掲げています。
宣言の中では「すべての動物は尊厳をもつこと」「いかなる動物も虐待の対象とはならないこと」などを謳っており、この宣言をもとに、具体的には、動物福祉、災害支援、野生動物保護といった取り組みを実践しています。
以上の内容をグループ人権基本方針において明記し、グループ全体で動物の尊厳の尊重に取り組んでいます。- 第一条
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すべての動物は、等しく尊厳をもっています。
All animals have the right to live with dignity.
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すべての動物は、等しく尊厳をもっています。
- 第二条
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すべての動物は、その尊厳を高める権利をもっています。
All animals have the right to live a life of higher distinction.
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すべての動物は、その尊厳を高める権利をもっています。
- 第三条
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すべての動物は、互いに共生しながら、その動物らしく生きる権利をもっています。
All animals, while living together, have the right to live as they were designed to.
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すべての動物は、互いに共生しながら、その動物らしく生きる権利をもっています。
- 第四条
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すべての動物は、その福祉に配慮がなされなくてはなりません。
All animals deserve to have their wellbeing considered.
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すべての動物は、その福祉に配慮がなされなくてはなりません。
- 第五条
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すべての動物は、いかなる例外もなく虐待の対象とはなりません。
No animal under any circumstances shall be subjugated to abuse.
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すべての動物は、いかなる例外もなく虐待の対象とはなりません。
- 第六条
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すべての動物は、不当な搾取をされることがあってはなりません。
No animal shall be unjustly exploited.
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すべての動物は、不当な搾取をされることがあってはなりません。
▲動物愛護週間における埼玉県との共同イベントの様子 ■動物愛護週間啓発活動
▲動物愛護週間における埼玉県との共同イベントの様子 日本では動物の愛護及び管理に関する法律(動物愛護法)にもとづき、毎年9月20日~26日を「動物愛護週間」と定めています。国民の間に広く動物の愛護と適正な飼養について理解と関心を深めることを目的としています。アニコムグループでは2013年から毎年、埼玉県保健医療部生活衛生課・埼玉県の愛護推進員の方々ともに、動物愛護週間の周知を目的としてノベルティ配布を行っています。
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殺処分ゼロ
私たち人間と暮らすどうぶつは、そばにいるだけで生きる力を与えてくれる、いわば「心の発電所」とも呼べる存在です。しかし、未だ日本では飼い主がいない多くのどうぶつが殺処分されているという課題があります。アニコムグループはどうぶつと関わる企業として、この社会課題を解決すべく、殺処分ゼロに向けた各種取り組みを行っています。
▲三重県多気町のどうぶつ保護施設「ani TERRACE」 ■シェルター運営
▲三重県多気町のどうぶつ保護施設「ani TERRACE」 2022年4月から、三重県多気町にあるリゾート施設VISONにて、どうぶつ保護施設「ani TERRACE(アニテラス)」を運営し、飼い主がいない犬や猫と新しい飼い主を繋げる活動を行っています。
どうぶつの保護施設というと、「暗い」「さみしい」「かわいそう」といったイメージがつきものですが、ani TERRACEは、「明るい」「あたたかい」「幸せ」な施設をコンセプトにし、元々どうぶつに興味がある方はもちろん、どうぶつに興味がなかった方にも訪れていただける施設を目指しています。
2024年7月には老犬ホームの運営を開始し、高齢の犬でも安心して過ごせる環境を提供しています。■里親マッチングサイト「hugU」の運営
さまざまな事情から飼えなくなってしまった犬・猫・小動物などのどうぶつと里親希望者を繋げる里親マッチングサイト「hugU(ハグー)」を運営しています。
どうぶつと里親希望者がマッチングできる機会をひとつでも多く生みだし、新たな飼い主のもとでどうぶつが幸せに生きていけるようにサポートを続けていくことが、hugUの存在意義です。■譲渡会の開催支援
1頭でも多くの保護犬猫に家族を見つけてあげたいという想いから、動物愛護団体等が主催する譲渡会に会場提供などの協力を行っています。アニコム損保の各支店やアニコム先進医療研究所の動物病院・ラボ等、ペット同伴可能なグループ施設を用いて、飼い主のいない犬猫に幸せなご縁が繋がるよう、継続的に活動を行っています。また、里親募集サイト「hugU」が主催となり、ペット関連の専門学校と協力して継続的な譲渡会の開催を行っています。
▲アニコム損保中部支店で開催している譲渡会の様子 ■PAW(Project Animal Welfare)
「どうぶつを幸せにしたい」という想いをもった有志社員を中心に、グループ会社横断のプロジェクトチーム「PAW(Project Animal Welfare)」を立ち上げ、動物福祉に資する活動を行っています。
動物愛護・ペット防災・動物介在活動・野生動物保護チームに分かれ、動物愛護週間啓発活動や譲渡会の運営のほか、防災セミナーといったイベントを含む社内外における情報発信など、動物福祉に関する様々な活動において実動を担っています。 -
健康
アニコムグループは、「涙を減らし、笑顔を生みだす保険会社グループ」を目指しています。
私たちは、単に事故が起こった後に保険金をお支払いするのではなく、事故を未然に防ぐことが保険会社の真の役割だと捉えています。ペット保険事業を営む中で得られた、どうぶつの品種、年齢や疾病などのデータに加えて、遺伝子検査結果や腸内フローラ測定の結果を活用して、病気や事故を未然に防ぎ、飼い主様やどうぶつの笑顔を生みだすことを目指しています。■遺伝病撲滅に向けた取り組み
アニコムグループでは、2017年からペットの遺伝病撲滅に取り組んでいます。
ペットはその特徴を際立たせるために人間が交配を繰り返してきた結果、遺伝病のリスクが高くなっています。しかし、遺伝性疾患の研究が進みつつある現代においては、適切なブリーディング等によって避けられる病気がいくつもあります。そこで、ブリーダーや取引先のペットショップに向けて、遺伝子検査の提供と、その結果に基づく適切なブリーディングや販売の提案を行ってきた結果、コーギー、シェパード、柴犬、トイ・プードル等の特定の遺伝病が撲滅または管理できる状況になりました。
こうした取り組みにより、遺伝病のない健康な犬猫の流通を促すとともに、疾患に関する未知なる遺伝子の解明を目指し、遺伝病に苦しむどうぶつたちを減らしていきます。■腸内フローラ測定
どうぶつは体の不調を言葉で伝えることが出来ませんし、健診のために病院に行くことや血液検査などの侵襲的な検査を受けることは大きなストレスになります。一方で、飼い主様が異常に気づくことは重要ですし、どうぶつの健康状態を把握したいという想いもあります。そのため、一見健康そうなどうぶつにも負担なく受けていただける健康チェックとして、腸内フローラ測定サービスを提供しています。
腸内フローラ測定は飼い主様自身で採取して郵送で実施でき、毎年1回、アニコム損保のペット保険の契約者様に対して無料で提供しています。また、腸内フローラ測定の測定結果に応じて、動物病院での無料の健康診断(血液検査)をご提供しています(犬、猫のみ)。 -
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